主な種類と原因を知っておこう
ニキビ痕は、ニキビが治った後にお肌に跡が残る症状を指します。治療をするにあたっては、種類と原因を正しく把握しておくことが大切です。
主な種類としては、色素沈着型、やけど跡型が挙げられます。色素沈着型の主な原因としては、炎症を起こしているニキビが完治する前に、お肌の色素が沈着してしまうことが挙げられます。
茶色っぽい色素沈着は、メラニンが過剰に生成されてしまうことによって発生します。ニキビが治癒する過程で、お肌に含まれるエラスチン繊維やコラーゲンが破壊されることが原因で、ニキビが跡になって残ってしまうケースも少なくありません。
強い炎症を起こしているニキビの場合、やけど跡型と称されるニキビ痕がお肌に残ることもあります。
やけど跡型に関しては、凹凸のある肌質になってしまい、凹凸が目立つことに長年に渡って悩まされてしまう人もみられます。肌質によって、ニキビ痕が残りやすくなっている人もみられます。
乾燥肌の人に関しては、皮膚の水分が損なわれてしまいやすく、小じわが生じやすくなるため、十分に保湿を心掛けることが必要です。保湿が不足しているためにお肌のバランスが崩れてしまい、ニキビが生じたり、跡が残りやすくなったりする可能性があることを認識しておきましょう。
どんな治療の選択肢があるかを理解しよう
ニキビ跡が残ってしまって気になるという場合、皮膚科で治療を受けるのがおすすめです。ニキビ跡の治療法には、複数の選択肢が存在します。ケミカルピーリングやダーマブレージョン、レーザー治療といった様々な治療の選択肢を知り、自身の悩みに合った方法を適切に選ぶようにしましょう。
レーザー治療は、比較的新しい治療法のひとつで、お肌にメスを入れることに抵抗がある人からも支持されている方法です。ニキビ痕のみに集中的にレーザー光線をあて、健康状態の良い周囲の皮膚に影響を与えることなく治療が行えるところは、レーザー治療の大きな魅力です。治療中にほとんど痛みを感じる心配がなく、ダウンタイムを設ける必要もありません。
治療効果の表れ方にはもちろん個人差はありますが、スポット治療ができることから、効果を実感しやすい方法として注目を集めています。
複数の治療法からどの治療を選べばよいか分からないという場合、カウンセリングをしっかり受けて、どんな治療法が適しているかを医師から提案してもらいましょう。
それぞれの治療法のメリットとデメリットを正しく理解した上で、適した治療法を選んでニキビ跡の治療を受けることが大切です。