背中にできてしまったニキビは、自分でケアするのが難しいものです。あまりにも繰り返すようであれば、皮膚科を受診してピーリングによる背中ニキビ治療を選択するのもおすすめです。

背中にできてしまったニキビ

ニキビを早く治すには、肌のターンオーバーを整えることが欠かせません。これが低下すると肌が綺麗にならない上、古い角質が蓄積されてしまい、薬を塗っても効果が得られなくなることもあります。

 

この状態を改善するのがピーリングです。薬剤を塗布することで溜まってしまった古い角質を剥がしてターンオーバーを正常に整え、肌を綺麗にすることを目的とします。

 

皮膚科を受診する場合は、グリコール酸やサリチル酸、乳酸などの薬剤が使われます。余計な角質を柔らかくして剥離することで、新しい肌の再生を促すことができるのです。

 

病院なので高濃度の薬剤を使うことができ、高い効果を得ることができるのが大きな魅力です。医師の診察によって、肌の強さやニキビの状態に合わせて治療することができるのも大きなメリットと言えるでしょう。更に、ホルモン治療などと並行すればより効果の高いニキビ治療を行うことができます。

 

また、浅いピーリングを行うことで、毛穴に詰まった角質やニキビの芯を排出することもできます。こうすることで毛穴が通るようになるので、ニキビが改善できるだけではなく、ニキビができにくい状態にすることも期待できます。

 

また、炎症を起こして膿が出ている場合も、これを排出することができるので、早く綺麗に治すことができるのです。背中ニキビ治療にピーリングを考えているときは、できるだけ皮膚科を受診して自分で行うことは控えるようにしましょう。

 

ニキビを繰り返している肌は非常に無防備な状態になっています。この状態のまま古い角質を剥がしてしまうと、かえって肌バリア機能を低下させてしまう恐れがあるのです。特に背中は自分では見ることができないので、状態の確認が難しい場所でもあります。綺麗に治すためにも、医師に相談することが大切です。

皮膚科医ときちんと話し合ってから行うことをお勧めします

ケミカルピーリングとは、酸で角質を剥ぎ取るという方法です。

皮膚科医ときちんと話す

 

ニキビ治療に使われるものは、表皮のみに浸透する軽めのもの、フルーツ酸の一種であるACAなどが使用されます。肌表面を取り去ることで、肌のくすみやごわつきが解消されるという効果もあります。

 

スクラブなど、自宅でできるケアもこのケミカルピーリングの一種だといえます。ケミカルピーリングは自宅でもできるため、非常に手軽な方法です。そのため、気軽に取り組んでいる方も多いかもしれません。ただ、肌にとっては強めの施術で、ある程度肌に負担をかける方法なのです。場合によってはニキビ(せなか)の悪化もありうるので、施術前に担当する皮膚科医ときちんと話し合ってから行うことをお勧めします。

 

軽めの成分を使用しているとはいえ、肌表面の角質を剥ぎ取るのです。施術後の肌は繊細でダメージを受けやすくなります。これは一時的なものですが、肌質や肌の状態によってはより注意が必要だったり、適さない場合があります。

 

サイクルは1~2週間に一回施術を行い、それを4~5回繰り返します。肌のターンオーバーのサイクルを利用して行います。治療中の肌は表皮を剥がしたことで非常に敏感になっており、
紫外線も吸収しやすくなっています。

肌へのUVケアや保湿は必須といえます。また、乾燥にも敏感になっていますので、しっかりと保湿することも重要です。副作用としては、色素の沈着や肌に赤みが残る可能性もあります。